吉祥寺のパーソナルジム:正しいフォームを覚える必要性

2018/08/11
正しいフォームを覚える必要性

吉祥寺のパーソナルジム:正しいフォームを覚える必要性

こんにちは。Fitness Garage exe 倉科です。

本日はトレーニングフォームを覚える必要があるか、というところについて少し思うところを書きます。


正しいフォームを覚える必要はあるか。

・・・難しいですが、結論から言えば「NO」です。
トレーニングフォームなんて覚える必要はありません。

勘違いしないでいただきたいのですが、正しいフォームでトレーニングをしようと試みる必要はあります。
「覚える」必要がない、と言っているだけです。


トレーニングフォームを覚えるのは、トレーナーである我々の仕事です。

正しいトレーニングフォームは、一般的な体格の人に対して、
目的となる筋肉を効率よく鍛えることができる、共通の拠り所です。

我々トレーナーはこのフォームを皆様にお伝えしながら、
その方の骨格の大きさや関節の柔軟性、筋肉の発達度合いに合わせて、
対象となる筋肉に効かせることができるようにトレーニングフォームを修正していきます。

そのため、例え運動オンチの方がいらっしゃっても、その場で正しいフォームを指導し
トレーニングできる必要があります。それができて初めてその場で修正などできるわけですからね。



とはいえ、皆さんがフォームを覚える必要がないというのはどういうことか。

それは、先ほど少し触れましたが、「その人その人によって、効くフォームが若干異なる」からです。
一般的に正しいフォームは、多くの人のカラダに合うように設計されているはずですが、
それでも、「効いている」という感覚は人それぞれです。

重要なのは、この「効いている」という感覚です。
皆さんにフォームの代わりに大事にしてもらうものがあるとしたら、
「狙った筋肉がちゃんと痛いかどうか」です。

皆さんの目的は「カラダを変化させること」であって、
フォームのうんちくを知っているトレーニングマニアになることではありません。

正しいフォームでできているかどうかもいりません。
持ち挙げることができたかどうかもいりません。
狙った筋肉が痛いかどうか、ただこれだけです。

フォームや持ち上がったかどうかは、我々も見ればわかります。
ただ、筋肉に効いているかどうか、これだけは皆さんの主観に頼る部分も多いのが事実です。

欲を言えば、「狙った筋肉『だけ』が痛い」
こんなトレーニングをできるようになれば、ボディメイクはスイスイ進みます。
複合的に筋肉を使う種目であっても、主働筋が先にオールアウトできるかどうかで効率は変わってきます。

狙った筋肉を意識し、その筋肉を伸展・収縮させたときにどの関節がどう動くのか、
これをなんとなくでも意識していただき、動きの中でその筋肉だけが痛いかどうか、に集中する。
これを繰り返していただき、「今日も狙った筋肉がしっかり疲れたな」と感じていただければ、みるみるカラダが変わったいくでしょう。


これはトレーニングの原則でもある「意識性」というところに基づく原理だと思います。
フォームではなく筋肉と対話を、というお話でした。

 

…だから、たまに「毎回トレーニングフォーム忘れちゃってすみません(汗)」という方もいらっしゃいますが、
まったく気にすることはありません。それはやっぱり我々トレーナーの仕事です。

皆さんは、「自分のなりたいカラダになるために、目的となる筋肉に効いているか」
ここにひたすら集中してくださいね!