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練馬のパーソナルジム:ダイエットにスクワットは必要か
こんにちは。Fitness Garage exe 倉科です。
本日はタイトルのとおり、ダイエットにスクワットは必要なのかというテーマです。
というのも最近、減量にスクワットは不可欠なのかな、と思うことがありました。
いや、有効だとは思うのですよ。
スクワットは人体の中で最大の筋肉『大殿筋』や『ハムストリングス』をふんだんに使いますし、
高重量も扱いやすい種目ですので、筋肥大も見込めます。
筋肉が大きくなれば、基礎代謝も上がりますので当然減量にも有効です。
さらには下半身の筋肉からは『マイオカイン』と呼ばれる成長ホルモンも分泌され、
このホルモンによって脂肪燃焼が促進されることも分かっています。
そのため、「有効か?」と聞かれれば、迷いなく「有効です」とお答えするでしょう。
しかし、不可欠か?と聞かれると、ちょっと変わった事象がおきまして。
というのも、現在当ジムには車いす歴15年の方にも通っていただいておりまして、
その方、なんと2か月間で10kg減量、その後減り悩むものの、開始5か月目には15kgもの減量を達成。
そして、途中食べ過ぎやらなんやらあって相談に乗りながら、ついには8か月で17.5kg減量を達成しました。
当たり前ですが、車いす利用者ですので、
下肢を使うスクワットやデッドリフト、レッグランジなどは行えません。
上半身のトレーニングがメインで、
かろうじて腹筋のトレーニングも行えないことはない程度です。
車いす生活になれば先ほど申し上げた大殿筋やハムストリングスなどの大きな筋肉を使えませんので、筋肉は衰え、基礎代謝は大きく下がります。
このブログでも何度か書いているように、筋肉を1kg減らしてしまえば、年間2.5kgもの脂肪がつきやすくなるはずですので、
両太ももおよびお尻の筋肉がやせ細るというのは、減量にとって非常に不利なはずなんです。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、
実際、車いす利用の方は一般的に非常に脂肪がつきやすく、
腹六分、腹七分での食事にとどめなければ体重が増えてしまうらしいのです。
しかし、それでもこの方しっかり減量できました。
そして、体組成計で筋肉量を計測することはできませんが、
ベンチプレスの挙上量などを見ると、減量前よりも力強くなっています。
同じ障がい者の方々にこの話をすると、
どなたもみんな「下肢が使えないのに!?」と非常に驚かれるそうです。
私自身も、正直ここまで減るとは思っていませんでした。
前向きにとらえるのであれば、「スクワット以外にも、うちのカリキュラムには減量に効果的な何かがあるのかもしれない」。
今後の研究テーマになりそうです。
車いすの方であろうと、好きなものを食べて、きれいにかっこよくなれる。
そんなトレーニングカリキュラムを引き続き実現できるよう日々努力していきます。
追記
このお客様からブログを読んで成功の秘訣をコメントいただきましたので、恥ずかしながら掲載させていただきます。
『成功の秘訣は、、、仕事をやりくりしながら毎週通うことができたのは、体調、食事、メンタルもこまめに相談に乗ってもらいながら、何より楽しく継続できたからです!!
こんなにも長期で減量を継続できたのは先生のコンサル能力の賜物です!』